★スズランボウルで北海道大学ビッグ グリーンと対戦しました

　2012年6月17日、札幌にある厚別公園競技場で、北海道大学と対戦しました。これはスズランボウルとして、毎年、北海道の大学が遠方の大学と試合をします。今年は関西から京都大学が招かれ、国立大学同士の対決となりました。京大からは選手は約40名、スタッフ約10名が遠征しました。13:00にキックオフですが、この日は午前中から雨が降っています。また風も強く、屋根がある場所でも、霧雨のようなものが顔にあたります。体も冷えます。この時期は、北海道ではいい天気が続くと聞いていましたのでちょっと残念です。

（前半）
　試合は、京大レシーブで始まります。北大キックしたボールは、あまり飛ばず、自陣40ヤード付近からの攻撃。足元もゆるく、滑りそうで選手たちはとても走りにくそうでした。京大攻撃も続かず、４ｔｈダウンになり、#21RB高木君がパンターを兼ねてキックしています。続く北大の攻撃も、ほとんどゲインできずにパントで攻撃権放棄。何か迫力のない状態で試合が始まりましたが、北海道旭川出身のご当地選手の高木君が4thダウンギャンブルを成功させ、その後も走って先制のTD。#18緒方君のPATも決まり、7-0とリードします。その後、高木君が2回目のTDを奪い13-0。ここで緒方君のPATは、相手にブロックされ失敗。
　２Qに入って、北大のパント時にスナップが後ろに大きく逸れて、相手陣12ヤード付近から攻撃権を得ます。ここでQB#19小原君からWR#1上廣君にTDパスが通り、PATも成功し20-0。北大は、ここまで、ほとんど攻撃らしい攻撃ができていませんでしたが、ようやくパスが決まり、最後は北大のエースRB#5の田原君がTDに成功しました。20-7になり、続く北大のキックオフですが、ここでオンサイドキックを敢行。意外でしたが、京大に勝つためには、何かを仕掛けないと勝ち目がないと思っていたのかもしれません。どうも、TDの後は、最初からそう決めていたのかもしれませんが、ここは京大がボールを確保。
　北大のパントを、京大がフェアキャッチの意思を示してボールを受けますが、雨のせいか、ボールを落としてしまいます。そのボールを北大がつかんで攻撃権を維持します。このプレーに北大ベンチは大盛り上がり。しかし、このピンチを救ったのは、DBで入っている#18緒方君。相手パスをインターセプトして一瞬にして攻守交替。このチャンスに、高木君が走り抜けてTD。えっと、本日何本目だったかわからなくなってきました。高木君の3本目ですね。2点コンバージョンも成功して28-7。しかし、北大も粘ります。前半終了まで10秒というところで、北大のTDパスがWR#2岡君に決まり、28-14。前半を終了して２本差の展開です。北大も健闘しています。

ビッググリーンのキックオフ。カラージャージの色がよく似ているので親近感を覚えます。	RB#21高木君へのハンドオフ
相手パントミスからつかんだチャンスに	QB#19小原君からWR#1上廣君へのTDパス。
北大RB#5田原君が駆け抜けTD !!	LB#15後藤君が相手に襲い掛かります。
DB#18緒方君のインターセプト	高木君は誰も止められません。

（後半）
　後半は北大レシーブで試合が再開です。しかし、フレッシュが取れずパント。ここから高木君の独り舞台が始まります。ボールを持って走りますが、相手タックルを体をクルクルと回転させてかわします。何人からもタックルされていますが、その度に、同じことが起きます。結局、タックルをされながらも、この方法で50ヤードくらいは走りきり、またもTD。北大の選手たちは、きっとフィールド内でバレリーナのように舞うRBに驚いたに違いありません。PATは、またも北大の好守に阻まれ、34-14。
　続く北大の攻撃も、DB#99高橋君のインターセプトが出てターンオーバー。QBに#17林田君が出ています。残り5ヤードのところまで攻めるもTDに至らず、４ｔｈダウンになり、ここはFGを選択。残念ながら緒方君のキックは惜しくもはずれ、追加点ならず。しかし、北大の攻撃は続かず、京大に攻撃が回ってきます。QB#17林田君から#93水越君にパスが刺さり、３Q残り3分で、またも高木君のTD。もう何本目か数えられなくなりました。PATは、2点コンバージョンを狙いますが失敗。
　雨で滑るのか、北大のパント時にスナップが大きく後ろに逸れて、それを京大がすかさず止め、セフティで2点が京大に入りました。42-14になります。京大は手を緩めません。RB#33田原君のパワーランで30ヤードくらいゲインします。最後はRB#22山中君のTD。ここは2点コンバージョンも成功し、50-14になります。
　北大も意地を見せ、林田君のパスをインターセプト。時間がなくなっても果敢に攻めます。しかし、LB#41半田君のすばやいブリッツでQBに襲い掛かり、QBサック！大きくロスさせて攻撃権は再び京大に。ここで、林田君からWR#7岸君にパスが通り、時計を止めるためにスパイク。残り時間は32秒です。最後は、高木君に短いパスが決まり、そのまま駆け抜けて56-14。高木君はこの日一人で6本のTDを奪いました。試合が終了する頃になって、ようやく雨が止みました。選手をはじめ、皆さん、お疲れ様でした。

高橋君のインターセプト	捕球してから15ヤードちかく走りました。
QB#17林田君から	水越君へのパスが通ります。
RB#33田原君のパワフルな走り	試合終了です。

　表彰式があり、嚴主将が、優勝トロフィーを手にしました。なお、嚴君はケガから復帰したのでしょうか。ディフェンスのLBで出ていました。
表彰された選手は以下です。

　・ベストオフェンス賞：QB#19小原君（京大）
　・ベストディフェンス賞：DB#24大岡君（京大）
　・敢闘賞：RB#5田原君（北大）
　・MVP賞：RB#21高木君（京大）

嚴主将が勝利トロフィーを手にします。	ベストオフェンス賞の小原君
ベストディフェンス賞の大岡君	敢闘賞の北大、田原君（出身校は京都成章）
6本のTDを決めた高木君がMVP賞	最後に記念撮影です。

スズランボウルのパンフレット

京大のメンバー表

（おまけ）

今回の旅行ですが、ギャング追っかけを口実に、短い時間でしたが北海道を楽しんできました。土曜日はサッポロビール園でジンギスカンのランチを食べながら真昼間からほろ酔い気分に。夜は小樽で運河の写真撮影とお寿司。日曜日の朝にも余市のニッカウィスキー工場見学に行き、ここでも朝から試飲のウィスキーでほろ酔い気分（試飲といっても水割りを3杯くらい無料で飲めます）。飛行機も早割やLCCを使ったので、新幹線での東京往復より費用は安くつきました。本当に安上がりで幸せな旅でした。余市のウィスキー工場は緑に包まれた素晴らしいところで、また行きたいところです・・・

6/16　神戸空港8:00 ANA早割（15,800円）
6/17　千歳19:15 スカイマーク（10,000円）（神戸空港行き）

サッポロビール園でジンギスカンのランチ	ビールの試飲コーナー。北海道限定のクラッシックが気に入りました。
北大キャンパスは緑がいっぱい	青春してますね。知っているメロディーがキャンパス内に響きます。
小樽で泊まったホテル。旧拓殖銀行を改造したもの。	夕暮れになると街灯が点ります。
夕暮れの小樽運河	夜の運河もロマンチックです。
試合当日の朝、余市まで行って、ニッカウィスキー工場を見学	石炭を使った昔ながらの直火で蒸留します。
案内のお姉さんも宣伝は忘れません。
3種類のウィスキーが無料で飲めます。左から、余市、竹鶴、アップルウィスキー	こちらは有料のテイスティング。賞をもらったウィスキーを飲みました。

 （2012.6.19）

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