9月2日の朝のことです。東の空から昇ってきた朝日がうまい具合に玄関まで届いています。驚くことに、その光が玄関ドアの覗き窓を通して、反対の部屋のドアに焦点を結んでいました。このことに気がついたのは、横の部屋に住む娘です。その光路がちょうど、彼女の目の高さであったのも偶然です。
![]() エレベーターホール(左)と建物(右)の隙間から朝日が入ってきます。 |
![]() 玄関の覗き窓(英語ではスパイグラスと言うらしい) |
私はマンションに住んでいます。真東の方向は京都方面(宇治?)で、高い建物や山はありません。うまい具合にエレベーターホールと建物の隙間から朝日が入ってきています。
![]() 覗き窓を通して暗い部屋に光が入ってきます。 |
![]() その光が反対側の部屋のドアに当たっています。 |
室内で、ちょうど光の道に目を合わせると、上記写真のように眩しい光が見られます。これが反対のドアに光の点をつくっています。
インディ―ジョーンズでも、同じようなシーンがあったのを思い出します。
![]() 東は限られた空間しか開いていません。はるか向こうは京都の南部の宇治方面のようです。 |
![]() マンションですが、玄関ポーチがあり、ドアが奥まったところにあるので、朝日が覗き窓にあたるチャンスはほんの少ししかありません。時期、時間が変わるともう無理です。 |
この位置から太陽が昇るのは、年に2回しかないでしょう。1週間後になりますと太陽の昇る位置は右の自マンションに隠れてしまいました。これよりも早い時期ですとエレベーターホールの左になります。しかも玄関は通路だけでなく、ポーチの奥にあるので、ここに光があたるためには、真東で、ほぼ水平な光(昇ってくる朝日がドアに直接あたる)がないとだめです。
![]() この方向に太陽がないと、自マンションが邪魔して、この現象はみられません。真東からが条件です。 |
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すごい解像度で見れるのに驚きです。我が家の車は、なんだか変な形に見えるのですが、スキーキャリーのようです。(ちなみに屋上(3F)の駐車場ではありません)
それにしても何という偶然
この現象が発見できたのは以下の条件と偶然が重なった結果です。その確率は非常に低いと考えられ、何かうれしくなってしまいます。
条件
1.年に2回(9月初め、3月初め)のみ、ちょうど建物の隙間から朝日が見える日がある
2.気象条件がよく、水平方向の朝日が見られる
これに加え、以下の偶然が重なる
3.ちょうどこの時間(数分のチャンス)に誰かがその付近を通った
4.娘の目の位置が、ちょうど光路の高さであった(これがなければ気がつかなかった)
Googleの航空写真で気がついたのですが、私が住んでいるマンションの中庭は、まるでイギリスの巨石遺跡のストーンヘンジのように見えます。イギリスに点在するこれらの遺跡は、直線上に並んでおり、一説には天体観測をしていた場所とも言われています。一方、この中では、すごいエネルギーを感じるという話もあります(ダウジングするとすごい反応があるとTBSの「世界不思議発見」でやっていました)。私は、そのような非科学的なことは信じませんが、不思議な気持ちになります。(実は、高槻の古墳や遺跡を調査して、ある偶然を発見したのですが、これまた信じられないことに、ある奇妙な一致が見られたのです。まあ、家族に話すと、「そんなの偶然よ」と一笑されましたが。無理にこじつけると、ここのストーンヘンジが、実は大きな意味があります。もしかすると、私は、その秘密を知ったえらい新興宗教の教祖様になれるかも?!)
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世界不思議発見に戻りますが、日立のような技術をもとにする会社が、このようなことをやってはいけませんね。ダウジングは、「こっくりさん」と同じく、不覚筋肉が無意識に働いたものというのが科学的な見方です。関係ありませんが、人の心を惑わす「スピリチュアル」も、結局は、最初は道徳的な話をして、その後に前世という証明できない話をしています。霊視というインチキをテレビでやってはいけません。ここまでくると、人を騙しています。弱い人、心に痛みがある人ほど気にしてしまいます。