★立命館大学と対戦しました(2012.11.10@長居キンチョウスタジアム)

 悔しいです。何かわかりませんが、本当に悔しいです。立命館パンサーズに完封されました。敗因はいくつかあります。しょーもない反則でチャンスを台無しにしたり、大事なところでインターセプトされたり。タラレバを言っても仕方がありませんが、前半で京大の得点チャンスを逃したことが大きかったと思います。

 京大レシーブで試合が始まります。立命館のキックはゴールエリアまで飛びます。リターナーの#1上廣君がニーダウンして、タッチバックにします。最初のプレーはQB#19小原君が持って走り、さらに高木君がランで1stダウン更新。次のプレーも小原君が持って走ります。その後、WR#1上廣君、RB#21高木君に続けてパスが決まり、1stダウンを更新して相手陣まで攻め込んでいきます。ここまではいいリズムできています。しかし、ここで京大が痛恨のフォルススタートの反則。関学戦での悪い記憶がよみがえります。結局、パントで京大は攻撃権放棄します。相手、自陣19ヤードからの攻撃。立命館エースRB#21井上君がランでロングゲイン。このドライブは4thダウンになり、パントかなと思っていると、なんとFGにトライします。48ヤードくらいのキックです。蹴ったボールは外れたように見えましたが、成功で3点を先行されます。ここは仕方がありません。
 立命館のキックオフは、またもタッチバック。続く京大のオフェンスは、またもフォルススタートで5ヤード罰退させられます。こういうことをしていると強豪チームには勝てません。高木君がQBのポジションに入ってワイルドキャットのようなことをしますが相手のラインを突破できず、京大パント。続く、立命館の攻撃も、LB#37藤城君のQBサックなどがあり、パントに追い込みます。1Qを終わって、相手のロングFG成功で3点は取られたものの、両チームは拮抗している印象でした。

 2Qに入ってからの京大攻撃、残り1ヤードで4thダウンギャンブルも小原君が持ちます。メジャーの結果、ギャンブル成功!さらに高木君が走り、残り20ヤードのレッドゾーンまで持ち込みます。さらにWR#1上廣君へのパスで残り5ヤード。このドライブは見事な攻撃で長い距離を攻めてきました。応援席はTDで逆転することを信じて大盛り上がり。しかし・・・、QB小原君が相手ディフェンスに追い詰められて投げたパスはゴールエリア内でインターセプトされました。一瞬にしてターンオーバーです。応援席は悲鳴とため息に。ここはリスクのあるパスではなく、ランでゴリゴリ押していってもよかったかもしれません。立命は、このピンチで得たチャンスを時間をかけながら着実に進めて、ゴール前まで攻めます。最後のインチの攻防もTDにつなげます。京大攻撃は前半残り時間がなくなり、最後はニーダウンで無理をせず。
 前半を終わって、0-10。立命館の強さはあまり感じられなかったというのが正直な印象でしたので、TDの好機を逃したのは実に残念なところです。しかし、どんなことにもリスクがゼロではありません。攻める気持ちが裏目に出たと思いましょう。


最初のプレーはQBスニーク

小原君から

高木君にパスが決まり、1stダウンを更新します

立命館は長いFGを決めます

2Qで、京大4thダウンギャンブル

ここでもQBスニーク

メジャーの結果、ギャンブル成功

前半残り1分を切ってピンチ(ゴール前までインチ)

ここは止めますが、次のプレーでTDされます

 後半は立命館レシーブ。最初のプレーは何かフェイクのようなことをされ、#26の選手が右オープンを駆け上がり、あっというまにTD。立命館キックを#1上廣君がリターンするも、立命館の選手が集まってきて10ヤードまでしかリターンできず。このドライブは進めずパントに。相手の好位置からの攻撃を京大ディフェンスがなんとか守りますが、立命館はまたもロングのFGを狙ってきます。これも成功させ、0-20になります。続く京大のドライブも残り1ヤードというところで、またもフォルススタートで5ヤード罰退。ここは高木君がランで1stダウンを更新するも、攻めきれず。さらに立命館はWR#2宜本君がパスを投げるというスペシャルプレーを出してきて、またもTDを奪われます。相手PATは失敗するものの6点が追加されます。
 気を取り直していきたいところですが、小原君の投げたパスが誰かにチップしたのか、軌道が変わったようで、不運にも、またもインターセプトされました。立命館はゴール前まで攻め込んできますがゴールエリア内でファンブルが発生し、京大がボールを確保しましたので、立命館は得点に至りませんでした。タッチバックで京大の攻撃。その後、立命館はもう1本FGを決めて、0-29で完封されました。
 立命館はハーフタイムでいろんな立て直しをしてきたようです。後半は前半とは違ったチームのようになっていました。京大は4度のフォルススタートがあり、また、QB小原君が走るシーンも多くありました。オフェンス陣はもう少し落ちつく必要があったのかもしれません。QBが走るのは、一昨年の関大QB原口君、昨年の立命QB谷口君を思い出しますが、彼らはいわばRBのようなQBでした。小原君の足は速いのかもしれませんが、ケガしないようにしてほしいところです。


後半開始早々、TDを奪われます

高木君にハンドオフすると見せかけて

小原君からWR#8薮田君へのパス

パス成功

立命のスペシャルプレー、WRがパスを投げます

松森君がTDを奪います

QB#17林田君登場

 立命館は1回は失敗するものの3回の長いFGを成功させました。昨年の関学の大西君のようにキッキングの重要性をあらためて認識しました。
 次はいよいよ関大との最終戦です。いい試合をしてください。


1Q

2Q

3Q

4Q

京都大学

0 0 0 0 0

立命館大学

3 7 16 3 29


前半の写真

後半の写真


 (2012.11.11作成)



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