★立命館はやはり強かった

 前回の近大戦は寒さの中で震えながらの観戦でしたが、今回は日差しも強く、ギャングの帽子も
売り切れるほどの暑さの中での試合です。立命館大学はサイズも大きく、これまでなかなか歯が立
たなかったのですが、今年はどうでしょうか。

 京大レシーブで試合が始まりますが、フレッシュを取れずパントです。立命館の攻撃はQB#18荒木
RB#21井上、WR#2宜本とフルメンバーできます。こちらも1stダウンを更新できずにパントになります。
しかし、地力で勝る立命館は、#21井上君のランでTDを奪います。高校の時から有名な選手で、
クリスマスボウルで早稲田学院に逆転の神がかり的な走りは語り草になっています。京大も相手陣に
攻め込むも残りわずかで4thダウンになりFGを選択します。ゴールに近いので、わざとディレイの反則
とし、少し下がってのFGになります。#18緒方君のキックは入ったと思いましたが、コースが少し外れて
いたようで得点にならず。
 2Qでも攻め込まれます。rit#21井上君のランと見せかけて、#2宜本君へのパスが決まり、その後に
井上君がゴール前まで持ち込みます。ここで立命館のホールディングの反則が出て、10ヤード罰退。
ここでファンブルが出て、ターンオーバー。京大に攻撃権が移ります。しかし、京大パントのリターンで
#11頓花(とんか)君がリターンTDを奪います。彼も有名な選手でした。京大の弱点は、リターンに弱い
ところです。前半を0−14で折り返します。ここまでは、オフェンスの爆発力はありませんでした。
ディフェンスもよく守っていますが、時折、ロングゲインを許してしまいます。なんとか立て直して後半に
入ってもらいたいところです。

 後半にチャンスが来ます。相手のパントで、ボールをこぼし、相手陣20ヤード付近で攻撃権を得ます。
しかしあと一歩のところで攻めきれません。最後は相手にインターセプトされました。ただゴール前なので
セフティが狙えます。もしエンドゾーンでボールを押さえることができれば、京大に2点入って、さらに
攻撃権が得られます。立命館もなかなか前にボールを出せず、パントになります。このチャンスに高木君
が走りまくり、ゴール前まで来ますが、ここもFG止まり。緒方君がFGを決め、3-14。
4Qに入り、立命館の超ロングパスが決まり、TDを奪われます。これで3-21。しかし、ようやく攻撃に
エンジンがかかってきました。4Q残り7:25、#21高木君がランでTD。これで10-21。#24大岡君のインセプ
が出て、がぜん応援席は盛り上がってきました。WR#8薮田君へのパスが決まり始め、最後も薮田君への
TDパス。これで16-21。ここはPATの1点を狙わずに、2点コンバージョンのプレーを選択。しかし、大事な
ところでフォルススタートの反則が出て5ヤード罰退。残念ながらゴールラインを割れず16-21のまま。
タラレバを言っても仕方がありませんが、もし、ここで決まれば1FG差まで追い詰めることができます。
1発TDで逆転可能な範囲です。しかし、最後は立命館のスピードについていけず、1TDと最後2秒でFG
を奪われダブルスコアの16-32で負けました。

 敗因はいくつかあります。まず、ラインの差。これまでの対戦相手とは比べ物にならないパワーがあり
ます。相手ディフェンスラインを割ってホールを作ることができなかったこととやはりQBを守るパスプロ
テクションも問題がありそうです。小原君に何度もプレッシャーがかけられていました。
ディフェンスはそこそこ守っていましたが、時折突破されたときの相手のスピードには驚かされました。
#99高橋君がなんとか相手にくらいついていました。今回の試合は、立命館も本気できていました。
この負けは、秋につながる重要な意味を持っていると思います。負け惜しみではなく、本当に負けて
よかったと思います。これからさらに強くなってください。


1Q

2Q

3Q

4Q

京大Gangsters

0 0 3  13

16

立命館大Panthers

7

7

0

 18

32

                  (2012年5月27日 14:00キックオフ @宝ヶ池)


リトルギャングスターズによるコイントス

立命館のエースRBの井上君。高校の時から有名でした。

高木君の走り。立命館の厚いブロックをようやく抜けました。

#18緒方君のFG。今度は成功です。

京大1本目のTD。#21高木君のラン。

京大2本目のTDまでもう少し。

WR#8薮田君にTDパス成功

応援団デビューの1回生君。よく盛り上げていました。これから頑張ってね!


 (2012.5.27)



このページを閉じる